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2019/10/16

災害・「伊勢湾台風」あれこれ


今まで何回も「伊勢湾台風」について書いてきましたが、諄いようですが再度書きます。

この台風は、ここ数年間の台風より強烈ではなかったし思っておりますが、昔からある簡易な海岸堤防の崩壊と高潮と貯木場の材木により死者が5,000人以上を超えたのではないかと思われます。

私が住んでいた場所は海岸からも離れており、台風の翌日の昼頃に海水がゆっくり流れ込んできたのです。

仮堤防を造りポンプ排水が開始されても2-3ケ月ぐらい塩水に浸かっていたほどで、農家などは塩害のため作物が数年は作れず、当時は「ボランティア」という言葉もなく、とりわけ田畑を多く所有するの農家はゴミや木材は個人で処分されたのです。

現在の水害は川の水による被害ですが、伊勢湾台風は塩害のため家屋もダメージが大きく、田畑の作物は塩分が抜けるまで数年も掛かり、農家は大切な収入源の米が作れず政府からの援助もあまりなかったと聞いて選ります。

当時は保険に入っている人たちも少なく「自立更生」が基本だったと思います。
私は独身で下宿生活で帰郷したりしていたので、後々に聞いた内容です。

また、見舞金や義援金という考えもなかった時代でした。

しかし、そのお陰で海岸線には強固な堤防と、大規模な生活排水ポンプが造られ伊勢湾台風から60年経過しましたが地形の関係もあり今のところ災害らしいものに遭遇していないことは嬉しいことです。

最後に堅い話ばかりでは肩が凝ると思うので柔らかい話をひとつ・・・

2ケ月以上も避難生活を続けて居ると、夫婦が子供を人に託してどこかへ消えてしまう人たちが次から次に起きたそうです。
「こんな大変な時にどうして」と疑問を持たれる人があるかと思います。
そうですよ、人間は食欲が満たされると次の欲求を求め、子供を友人に預けてまで満たすことが必要があったのです。
翌年には「台風ベビー」がふえたかどうかは分かりません。
台風により多くの生命が奪われましたが、一方では新しい命も誕生したのです。

お後がよろしいようで・・・


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コメント

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動物は・・

危機に際しては、子孫を残そうとするDNAが組み込まれているそうです。
動物全般にいえるようで、あんな状態で、と驚く事もないようですよ(笑)

こんにちは、

2ケ月も避難生活が続けば色々ありますね。
濁流ではなく海水が入ってきたのですから、潮の満ち引きにより浸水も上下し、少しのんびりし退屈もあったのでしょう。
生きある者の本能ですね。