日記・「白い巨塔」を観て
テレビ朝日開局60周年記念として、5夜連続の「白い巨塔」を観られた方もあったかと思いますが、私は全て録画して翌日に観ました。
この小説は山崎豊子が1965年頃(昭和40年)に書き、その後田宮二郎の主演でフジテレビで放映されました。
その後も映画化されたりして大ヒットした作品です。
田宮二郎はドラマ化の最後を迎える前に、クレー射撃銃で足の指で引き金を引き自殺し大きな話題になったことを覚えています。
ストーリーに興味のある方は『ウィキペディア(Wikipedia)』を見て頂くとして、ドラマを観て色々とつまらない事が気になりました。
白い巨塔
小説が発表された昭和40年代は「ガラ系」も発売されていないのに、ドラマでは私用にはスマホを使い高齢者はガラ系を使っていることは時代の流れとは言え違和感もあります。
なお、院内では各病院でも使用されている医療用PHSを使っていました。
また、小説を書かれた時代の手術は開腹手術か一般的かと思いますが、ドラマでは「腹腔鏡手術」の初期の段階ではなかったかと思われます。
私も3年ほど前に胆のう結石があり、痛くならない前に同手術を受けましたが、手術前に肺、胃カメラ、大腸カメラ検査が行われ、安い費用でドック検査ができたと思いました。
なお、現在は手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」で腹腔鏡手術が行われますが、高価な機械のため全国では100件強しか導入されていないと思われます。
「白い巨塔」ではガン患者の腹腔鏡手術を行う前に他のガンの疑いがあるのに、主演の財前五郎が他の医師が指摘したにも関わらずPET検査を行わなかったため、最後は患者を死亡させ裁判で敗訴するストーリーですが、当時はPRT検査は未開発で、今でも「PET」を所有している診療機関は500前後で高価な測定機と言われております。
私も現役中は遠くの病院でPET検査を受けたことがありますが、8万円前後ではなかったかと思います。
「白い巨塔」のドラマからは大きく離れた内容になりましたが、最後は主役の財前五郎(岡田准一)と、治療方法や裁判では敵対した里見脩二(松山ケンイチ)が財前がすい臓がんに罹ったことで、財前は里見に診察を託しましたが財前が死に至るまでの二人の友情に感動しました。

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コメント
おはようございます
今回のは、2日間しか見ませんでした。どうしても、背の高い見た目のいい田宮二郎とか村上孝明しか
浮かばないんですよ(笑)松山ケンイチはミスキャスト、軽すぎます。
沢尻エリカさんだけが、救いだったような気がしているのですが・・・・・。
2019-05-30 07:32 花 URL 編集
こんにちは、
やはり、最初の田宮二郎の人生も含めて強烈過ぎました。
沢尻エリカも久しぶりに見ましたが、「別に」を思い出しました。
2019-05-30 11:33 花さん URL 編集
田宮二郎さんのイメージが強すぎて・・・
医学が進歩してるんだから設定は多少変えないとどうにもならないのでしょうねぇー
2019-05-30 22:48 ★いろは URL 編集
おはようございます、
私はドラマを観ながら裏読みをすることが面白いので、過去と現在の医療方法を比較してし観てしまいました。
2019-05-31 07:10 ★いろは さん URL 編集