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2019/05/04

自費出版・中学校の恩師の言葉(自費出版集より)

この文章は中学校で3年間の担任であった先生が、卒業文集に寄せていただいた全文を自費出版集に収めました。


「共に伸びよう」という大きなモットーの下に、3年間「みんな仲良く」35人が腕を組み合わせて、歩んできた道を振り返ってみよう。
嬉しかったこと、悲しかったこと、又楽しかったことが、今私の脳裏を駆け巡ります。
然し私が一口に結論づけていえることは、「良くやった」という一語につきると思います。
勉学に、運動に、作業に真面目にやれた事実は、皆んなが「共に伸びよう」というホームルームの目標を意識して、或いは無意識の中にやってきたこと以外に他ならないのです。
然し、人生はこれから、三年間、否、九年間の団結は必ずやお互いにお互いを励ましあって、職場こそ異なるが良き社会人として成長して行くだろうと信じる。

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中身は紙質が悪いため茶色ぽくなっております

私は君たちに「偉人になれ」「英雄たれ」または「大富豪になれ」とは言わない。
平々凡々たる一市民であってよい。その生活が平和であり社会の一員とししての義務が果たされていれば・・・
そして、窓辺からいつもの笑い声が漏れる家の主人、または主婦であれば。
そして私はこんなことを考えている。
その家の主人は新聞を読んでいる。子供たちが傍で勉強のため机に向かっている。
妻が小さな乳飲み子をあやしながら、皆に出すべきお茶を準備している。
静かな音楽の調べが茶ダンスの上のラジオから流れてくる。
こんな平和がみんなの将来に訪れることを祈って止まない。

これは中学校を3年間担当して頂いた先生が、私たちに贈って下さった卒業文集の全文である。
あれから40年に近い年月が過ぎても、ラジオがテレびに変わった以外は現在でも立派に通用する言葉だと思っている。
かえって今の世の中では『平々凡々』と生きることが、いちばん贅沢な人生のように思えてならない。
残念なことに、私たちに名言を残して下さった先生は、すでにこの世の人ではない。合掌


なお、この文集はタイプ印刷で、表紙のカットは当時の校長先生の作品です。
文集を作るお金は担任の先生が山の木を売って充てて頂きましたが、皆で高い山から材木を出す作業を行いました。



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コメント

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おはようございます

私たちを導いてくれた先生方は、こういった方が多かった気がしますね。
最近のようなモンペもいなかった気がします。
それぞれが、足るを知る、そして真面目に頑張れば報われると信じていたかもしれません。

こんにちは、

小学生の時は戦後のこともあり、除隊した代用教員が多かったのですが、中学になるとまともな先生が着任されたように思っております。
私も担任の先生の影響を受けただけでなく、同級生の皆が同じ思いでした。
今でも秋には同級会があり、仲間意識が強く10名以上が参加しています。

先生の言葉を読んで涙が出ました。
生徒のことをただ子供扱いせず、
一人の人間として考えて贈ってくださった言葉だと思います。
立派な先生ですね。
もし私だったら、中学の頃にこの先生の言葉を理解できるかしら?
齢五十にして学ばせていただいております。合掌。

こんにちは、

優しさもあり厳しさもある先生でした。
私も色々な先生に教えて頂きましたが、最高の恩師でした。
卒業も正月になると自然に先生宅に集まり、皆が二泊ぐらいしました。
少々アルコールが好きで、脳梗塞か何かが原因で短命だったと思います。

春駒さん、今晩は。

立派な素晴らしい先生でしたね。
先生も生徒たちも心を一つにして頑張っていましたね。

こんな素晴らしい思い出は、春駒さんの宝物ですね。

こんばんは、

ほんとうに尊敬できる先生でした。
私だけでなくクラス皆の誇りで、同級会ではいつも話題にのぼります。
ただ、昔の方なのでお酒が好きなことが短命になったのかも知れません。